原付の直し方 TODAY ヘッドライト 配線 交換 篇
ヘッドライト本体の交換です。
ヘッドライトの電球の交換ではないです。
事故や経年劣化によってヘッドライト本体が欠けたり、中のライトがでろ~んと外に出てしまったりして、本体自体を換えなければならない時の交換方法です。
おすすめ道具
これはアマゾンで買った方が楽です。
近くにパーツショップがある方は探してみるといいかもしれませんが、
アマゾンならほぼいつも取り寄せ可能だと思います。
※ともかく小さいハンドサイズのラチェットがあると便利です。
柄の長いラチェットは力は入りますが頭の部分が大きくて狭い所に入らず不便な時がありました。
この紹介画像のラチェットセットは高いです。ドン・キホーテであれば同サイズで¥2500前後で売っています。
※こんなに高いラジオペンチでなくてもいいです。
そこら辺で売っている安いやつでいいです。
※安い安いマスキングテープでいいです。
そこら辺のホームセンターに売っているような。
セブンイレブンに売っている黒、白、赤のテープでもいいです。
目印になるならなんでもいいです。
お近くのワークマンやホームセンターでもっといいのが売っていると思います。
+-に付け替えできるタイプで、プラスの1~3まで対応しているぎざぎざな先っぽとか。
[1、カバーの取り外し]
・車体前面のカバーを外します。
・ライトを保護しているカバーを外します。
この写真は違うバイクですが、ライトの首のところに「HONDA」と書いてあるこういった黒いカバーがあると思います。
これをネジを外してパカッと外します。
・ライトを車体に固定しているライト側面の六角ボルトを外します。
上の写真のカバーを外すと、ライト本体を車体に固定するために側面をネジで止めているのが見えると思います。
そのサイドのネジを外して、ライト本体がブランブランに動かせるようにします。
[2、ライト本体のカバー外し]
・ライト本体の下側にあるライトのフレームを固定しているプラスねじを外し、枠を取ります。
電球を交換するだけでしたら、[1]の手順をやらず、ライトが車体についたままで、このライト本体の下のネジを外し、銀色の丸いフレーム部分だけ外して電球を交換します。
↑ちなみに電球だけならこれを買えばいいです。
[3、配線を覚える]
前述のようにライトをパカッと外してバラせる所までバラすと、ライト本体は4つの部品で構成されているのがわかります。
1、配線を保護する黒いカバー部品
2、光を反射・拡散するミラー部品
3、光を放出する側の透明なプラスチックカバー部品
4、透明なプラスチック部品を固定するためのシルバーの円形フレーム
※電球もとれば5つです。導線も含めると6つです。まあ、そこら辺はともかくとして。
で、そうやってバラすと、中にライトのソケットに伸びているもの以外に左右のウィンカーに伸びている配線が見えると思います。
そこで本体側から伸びている配線と、ライトやウィンカー側から伸びている配線の接続部分を外さなければならないです。
[ちなみに・・・]
配線の接続部分を見ると、ギボシ端子という金属部品で接続されていると思います。
↑こんなやつです。
左側がオスで右側がメスです。
でこの金具のメスをラジオペンチで無理やりこじあけて、外してもいいのですが、
きれいに仕上げたい場合は、下記のものが必要になります。
↑ギボシ端子と
↑ギボシ端子をぎゅっと圧着する工具です。
つまり、古いギボシ端子ごと導線を切り落として、残った導線の被覆を剥いて、新しいギボシをつけます。
ちなみに↓被覆をきれいに剥く為の道具がこの工具です。
電工ナイフなど刃物で被覆を剥く方法もありますが、細い導線をよりこ状に束にした導線が使われていますので(大きな電力を使うわけでもないので使われている導線が細いですね)、ストリッパーを使った方がきれいにむけると思います。
導線もこれで切り落とせます。
で、導線はギボシ端子にハンダ付けもされています。
なので、新しいギボシに付け直すときもハンダ付けした方がきれいに仕上がります。
「ギボシをまったく交換せず」、ラジオペンチでメスをこじあけて、接続しなおすときはラジオペンチでメスをぎゅっぎゅっとやってもつながります。
その際は、線がはずれないかしっかりチェックします。
ライト本体やソケットを交換する機会は、長い人生でそう頻繁にはないと思いますが、替える度に車体側の導線を切り落として短くなっていくのが嫌だという方は、導線の先端を下記のようなコネクタ、もしくはカプラーといわれる部品に付け替えるのもいいかもしれませんね。
↓その場合ライト交換の際には、
人生に何度あるかわからないライト本体の交換をする際は、最初はカプラーを付けますが2度目以降の交換は上記のコネクター外しを使ってライト側のコネクタ(カプラー)から線を外します。
でそうすると、上記の「110番」コネクタ(カプラー)では、購入したライト本体のギボシの形状とコネクタ穴に入るギボシの形状が違います。
(丸っとしているのと平たいのの違いがあります)
なので上記を使う際は、毎回ライト本体を交換する際に、車体側のコネクタはそのままでいいんだけれども、交換するライト側の導線の先端をこの110型カプラーに合うギボシに交換しないといけないという、なんともはやなことになります。
が、少なくとも車体側から伸びている導線を毎回毎回短く短く切り落とさなくて済みます。
ライト本体なんてそうそう交換することはないと思いますが、オサレ系のライトを使う方は、ソケットの基盤が焼き切れることがままあると思います。
そういう頻繁に替える方は、接続部分を3極カプラーにすると楽かもしれないです。
ちなみにソケットの基盤が焼き付いて使い物にならなくなったら
これを買えばいいです。
「AF61」というのは、ホンダトゥデイAF61の事です。
部品の型番とかではないです。
までも、ここまで紹介したものを使わなくても、要点はギボシ端子部分を外してハメるだけですから、何度も言いますが最終的になにもなくてもラジオペンチでメスをくいっとして接続する際もメスをぎゅっとやるだけでもなんとかなります。
[導線外しに戻ります]
それぞれの配線を外すたびに、マスキングテープなど巻いて目印をつけておきます。
ウィンカーは、というか基本的に車体側から伸びている線と、ライトやウィンカーから伸びている線は、各線同じ色同士でつながっていると思います。
どれがどれの配線か、外すたびにマスキングテープを巻き、目印をつけるとわかりやすいと思います。
ウィンカーは各2線配線、ライト側は3線配線です。
[ここで配線について]
☆『ライトの配線は、”車体側から、緑、白、水色”の3線が出ていると思います。』
購入後一度も取り替えていなければ(純正品であれば)、ライト側からも緑、白、水色と同じ色だと思います。
★『ライト側の線の付け根を見ると、緑だけソケットの外周につながっていて、白と水色はソケットの中心部の穴から出ていると思います。』
緑は電気工事で言う所の接地線です。
アースというと、一般家庭では洗濯機やパソコンなどで常時電流が流れている回路とは別に緑の接地線がぴょいと出ているのが想像できると思います。
TODAYの緑色の接地線はマイナスからプラスに電気が流れていく回路のプラス側の線です。
白、水色はマイナスの線です。
☆『なんでプラス側に白と水色の2本あるのかというと、ライティングの角度がハイとローの2パターンあるからです。』
なので、車体から伸びる緑線とライト本体側の緑線(純正品でない場合はソケット外周にハンダ付けされている黒?)をつなげれば、あとは残り2本をどちらにつなげてもライトは点灯します。
ただ、つなげる方が違うと、ハイを押してるのにローにライティングされるという感じです。
[4、ライトの交換]
新しく取り付ける方のライトも下側にプラスねじがあるので、それを外せばライトのフレームが外れて、車体から伸びている線を中に入れられるようになります。
ウィンカーの配線は簡単です。
左右で配線の色が違うでしょうし、万が一左右で同じでもマスキングテープで左右の別をつけているのですぐに取り付けます。
問題は、ヘッドライトの線です。
車体から伸びている線が緑、白、水色にもかかわらず、アマゾンなどで購入したヘッドライトは純正品ではない場合があり黒、白、薄い黄色の可能性があります。
この場合、ライトソケットの付け根を見て、黒がソケット外周から伸びていると思います。
これが接地線(+)です。
車体側の接地線、緑とつなげます。
この+の線さえ間違わなければ、残り2本は(-)線なので残り2本をどうつなげてもエンジンをかければヘッドライトが点灯します。
ライト側の線が白と黄色の場合、無難なのは車体側の白とライト側の白という同じ色をつなげ、残りの車体側の水色とライト側の黄色をつなげることです。
この2本の違いは、ライトの角度をUPさせるか、DOWNさせるかの2種類の違いです。
仮に接続が違っても、ハンドル側でUPを押すとライトがDOWN方向を向いたりハンドル側でDOWNを押すとライトがUP方向を向く程度の些細なトラブルにしかなりません。
最後は、各種カバーを元に戻してヘッドライトの交換完了です。
長々と書きましたが、みそは配線の色が違った場合のやり方でした。
交換作業自体は簡単です。
交換作業は、日中の明るい所で、ネジがなくなってしまうような側溝や穴がない所でやりましょう。
[商品紹介]
車と違ってバイクでは移動中は音楽が聴けなかったりします。
ということで今回はそれが出来るアイテムを紹介します。
それがこの「HEADWAVE」です。
これは通話やアプリの音声ももろもろ聴けます。
つまりアイフォンやスマホをフォルダーでハンドルに固定して
GPS地図として使うことも可能です。
ドイツ製なのでちょっとスタイリッシュ。
防水・防塵・バイクで踏んでも壊れない丈夫さがあります。
値段がやや張るのですが質がいいからと思えば。
服でもなんでも安い部分は安くていいんだけれども
やっぱりある程度のものを持っていると気分が違ってきます。
よろしかったらどうぞ。
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