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交渉プロフェッショナル 島田久仁彦

NHKの歴史番組「英雄たちの選択」をよく見ているのですが、そこの出演者で島田久仁彦という方をよく見かけます。

国連の元国際調停官のようで、ちょうど著作紹介が番組のテロップで出ていたので、国際調停官の交渉術に興味が湧き、今回紹介する本を購入しました。 

 

  

交渉プロフェッショナル

著者 島田久仁彦

新品 799円

 

この本は著者の島田久仁彦さんの経歴を語った本の内容であり、ノウハウをハウトゥーする本ではありません。

確かに交渉時の彼の理念は書かれていますが、具体的なやり取りも確かに少々書かれていますが、もっと深いバックグラウンドまでは書かれていません。

どちらかというと本のタイトル通り、交渉プロフェッショナル、国際調停官の修羅場から、体験談を語った本です。

とはいえ、私は国連の国際調停官になったことがないので、知らない世界を知るのによかったです。

今まで国際調停官という人がいたことも、また政府の審議官というのも知らなかったです。

国連元事務総長コフィ・アナンに次ぐ事務総長候補セルジオ・デメロ、彼が国際調停官であったことも知らなかったですし、その下で日本人の島田久仁彦さんが働いていたことも知らなかったです。

COPで色々と立ち回っていたことも知らなかったですし、また長くCOPに関わっていたことも知らなかったです。

 

脳科学者の茂木教授が、ある大学での講義で大学生たちに対して「お前ら、たくさん本を読んで著者の経験を追体験しろ」と言ったその本に該当するんでないかと思う本です。

これを読んだからと言って、なにか知識や技能を獲得するという事はないと思います。

ただし、世界観として、こういう経験をした世界観があるというそういう読み物だと思います。

例えば、将来なにをしたらいいかわからない若い人に於いては、こういう世界があるという世界観のストックというんでしょうか。

そういった思考回路の補助輪にはなると思います。

 

国際調停官、及び島田久仁彦さんについて知りたい方は、この本を読むといいと思います。

今現在の読み終わった私の感想としては、これを読んで損をしたとは思わないですね。

というのは、私は国連で働いた経験や政治家・官僚になって国際交渉をしたこともないですから、張りぼての政治家の体験談ではなく、実働部隊のエリートの経験談は、世界観の一助になると思います。

 

そしてまず読みやすい(読みやすいという事は内容が複雑でないのか、もしくは著者の書き方がうまいのかという事だと思いますが)ので、仕事の休憩時間とかちょっとした時間でさっと読めてしまいますので、時間浪費の負担にもならないと思います。

 

この本に期待はしないでください。

コーヒーブレイクにさっと読む程度であり、また読める、読みやすい本です。